再生砕石の原料は、解体現場から排出されるコンクリート塊です。コンクリート塊を破砕し、金属などの異物を取り除き再生砕石として、道路の路盤材・建築物の基礎材や裏込め材・造成や盛土工事などに活用されています。
産業廃棄物の減量化やリサイクルの必要性が大きく呼ばれている中、建設副産物のリサイクルは「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」の施行により、取り組むべきテーマになっています。
特定建設資材として指定されたコンクリート塊及びアスファルト・コンクリート魂は高度成長期に建設された、コンクリート構造物が解体され始めていることから、排出量が増大するものと思われます。
コンクリート魂及びアスファルト・コンクリート魂の再資源化率は、ほぼ100%に近い値を達成し、再資源化は確立されています。しかし建設工事が減少傾向にあるなかで資源還元型社会の形成に向けたリサイクルシステムを確立するためには再資源をより多様な利用方法で使用することが重要になります。
